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放射率の測定方法について


放射温度計を使用して温度を測定する際、
必ず『放射率』を設定する必要がありますが、
放射率は波長・材質・表面状態・温度によって変わるため
非常に難しい設定です。


また様々な文献に掲載されている代表的な放射率は
測定波長や表面状態などが明記されていないことが多いため、
あくまでも目安とするほうがいいでしょう。
 
そこで、今回は放射率の測定方法をお伝えします。

 
1.放射率測定器を使用する方法
 
ジャパンセンサーの放射率測定器「TSS-5X-3」なら、
常温のままで簡単操作で放射率を測定できます。
放射率値をデジタルで見やすく表示し操作も簡単です。

 
ただし測定波長2~22μmでの放射率が測定されるため、
放射温度計に入力する放射率としては使えません。
TSS-5X-3は放熱、断熱を重視した材料設計などに活用され、
省エネルギー化に役立っています。

 


 
 
2.黒体塗料による方法
 
1)あらかじめ放射率の分かっている黒体塗料(放射率0.94)をワークに塗布。
2)ワークを実際に測定する温度まで加熱。
3)放射温度計を放射率0.94に設定し温度測定すると
ワークの実際の温度が測定できるため、その温度をメモしておく。
4)次に1項で塗布した面になるべく近く、
かつ塗布されていない部分の温度測定をし、
3項で測定された温度と同じ温度になるよう放射率を設定。
5)この時に設定された放射率値が、
その時の条件におけるワークの放射率となります。

 
 
■黒体塗料(JSC-3号)
 
スプレー缶に詰められており、簡単に塗布することが可能です。
焼付けが必要なタイプの塗料のため、塗布後に高温で焼付け作業を
行ってください。

 
耐熱温度が1,500℃と高く、
耐食性にも優れているため、熱エネルギー関連分野において、
熱交換・熱放熱・省エネ化といった用途にも活用されています。

 


 
また、上記のような「放射率の説明」から「温度とは何か」までを
網羅した技術資料もダウンロード可能です。


 
放射率の求め方・温度測定や技術資料の内容で
ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせ下さいませ。


 
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
今後ともジャパンセンサーをよろしくお願い申し上げます。