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よくあるご質問

放射温度計でプラスチックの温度は測定できますか?【放射温度計について】

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【プラスチックの測定】
プラスチックは選択放射体であり、特定の波長で透過と吸収(放射)が大きく変化します。
透過が大きい波長では放射率が低いため、温度測定がうまくできません。
このため吸収(放射)が大きい波長で測定する必要があります。

 

プラスチックは材質によって吸収波長が異なります。主な材質の吸収波長をつぎに示します。

薄いフィルム状のもので吸収波長の資料がないものは、赤外線分光器での測定が必要になります。

 

吸収のある波長においては、吸光度A はランベルト-ベールの法則に従って、プラスチックが厚く
なるほど大きくなりますので吸収率(放射率)も大きくなり、温度測定が容易になってきます。

厚さが1mm 以上のものでは測定波長を6.5μm 以上にすることにより、放射率を0.8 以上で測定す
ることが可能です。ただし透過率が0.9 以上の波長領域では、ほとんどがプラスチック表面での
反射成分であり吸収がほとんどありませんので、厚くなっても放射率は大きくなりません。