ホーム > 製品情報 > メールマガジンバックナンバー > 急速な温度変化を見逃さない放射温度計/ 急な放射温度計の設置場所変更にも対応【JSメールマガジン 201611】

急速な温度変化を見逃さない放射温度計/ 急な放射温度計の設置場所変更にも対応【JSメールマガジン 201611】

╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ジャパンセンサーメールマガジン 【 2016年11月号 】
https://www.japansensor.co.jp/
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

いつもジャパンセンサーメールマガジンをご覧いただきありがとうございます。
ジャパンセンサーメールマガジン 2016年11月号をお届けします。

★ 目次 ★……………………………………………………………………………

1.【製品情報】急速な温度変化を見逃さないTMHX-CUEシリーズ

2.【特集】急な放射温度計の設置場所変更にもすぐに届くアクセサリで対応

…………………………………………………………………………………………

【製品情報】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆急速な温度変化を見逃さないTMHX-CUEシリーズ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

暮秋の候、日増しに寒さが身にしみるようになりました。
冬はもうすぐそこまで来ているようですね。

私の務めている弊社本社(港区)関東近辺では、朝、お昼頃、日が落ちる
と共に急な気温変化を肌に感じる次第です。このメールをご覧のお客様は
いかがお過ごしでしょうか。

話が脇道にそれてしまいましたが、先の急激な温度変化にまつわる事象
について温度計専業メーカとして温度計の話に触れない訳にはいきません。

今回は 急速な温度変化。「超高速応答 TMHX-CUEシリーズ」をご紹介します。

昨年度より販売している本製品は、高速応答 TMHX-CHEシリーズ のサンプ
リング時間(1mS)を1桁上回る時間(0.1mS)を達成しています。

TMHX-CHEシリーズの場合、室温から500℃まで約1秒で昇温するワーク等を
詳細に記録したい際に1秒間を1mSで計測すると 約0.5℃ ステップずつ
変化量を見る事ができました。

それをTMHX-CUEシリーズに置き換えると0.1mSの計測で 約10倍の0.05℃
ステップの変化の計測が可能となります。

つまり、より短い時間で埋もれていた微少の変化量・観測が可能となるのです。
高速応答 TMHX-CHEシリーズでも十分高速なのですが、より早い変化量を
観測したい場合、是非TMHX-CUEシリーズをご検討ください。

◆0.1mS 超高速応答用 放射温度計 TMHX-CUE0500(H) シリーズ
https://goo.gl/6ywJQy

ところで、高速・早い変化の観測や記録などをするにあたり、お客様は
記録装置も含め、設定時間や条件検討も頭痛の種とされているのでは
ないでしょうか。

記録計やオシロスコープなどの仕様は、サンプリング間隔や、周波数だったり
表記方法がまちまちです。参考までに 応答時間と周波数について検討方法を
記載します。

・・・オシロ ? 記録器 ?どちらを準備すべきか・・・

今、仮に 0.002sで 0~1000℃(電圧で 0~10Vとする)へ高速に立ち上がる
ワークを例に挙げて考察したいと思います。

この場合、オシロスコープを準備すればOKでしょうか?
記録器で十分でしょうか?

○考慮する点は以下の3点です。

【1】立上り時間と応答周波数には 関係があります。

これは、一般式があり
○ 立上り時間(s/V)≒ 0.35 ÷ 応答周波数(Hz)(1V 10~90%)
で求まります。

0.002s ÷ 10 = 0.0002 s/V(200μs/V)

※例では 0.002sにて 10Vなので、立上り時間は、1Vあたりの時間(1/10)
にします。

応答周波数は0.35 ÷ 200μs/V ≒ 1750 Hzです。

【2】計測はサンプリング定理 以上で計測する必要があります。

記録器などは、一般的な定理(サンプリング定理)当てはめた場合、
○ 測定応答周波数 ×2 以上の時間で行う

との定理があります。2倍未満にすると、記録器の場合 サイン波形を
記録すると データの山と山程度しか、記録できない場合があります。
波形をきめ細かく観測したいならば 2、3、4・・・と倍数を増やします。
メーカによっては、10倍程度を推奨する場合もあるようです。
本例は、5倍で検討します。

先の例では 1750 Hz × 5 = 8750(≒ 0.8 MHz) になります。

【3】周波数(Hz)を周期に換算して考えます。

こちらの一般式は、○ 周波数(Hz) = 1 / 周期(時間 s)です。

先の例では、1 ÷ 8750 ≒ 0.114mS(114μS) になります。

実は 【2】の結果からすでに、お分かりかもしれませんが 0.8MHz 以上の
周波数帯域オシロスコープを準備すれば良いとの推察が可能なのですが、
あるオシロスコープのメーカーは、「測定周波数は、仕様帯域周波数の
1/3」を推奨しています。

これを勘案しますと、0.8 ×3= 2.4 MHz以上の 周波数帯域のオシロ
スコープが 当てはまります。実際、市販のオシロスコープの大部分は
50MHz 以上は 有りますので、十分に満たしています。

記録器は、0.114mS よりも 早い測定時間(例えば100μS 以上)が必要です。
この場合 記録器で波形の観測は条件次第かもしれません。

よって 今回の例では、オシロスコープをお勧めしますが、記録器も
上記よりも高速記録が可能であれば使う事に問題ありません。

少々文章が長くなってしまいましたが、お客様の測定や補助・参考程度
になれば幸いです。

急な温度変化を見逃さないTMHX-CUEシリーズについてのお問い合わせは、
下記窓口までお気軽にご連絡ください。

本社(東京):03-6716-8877 / 大阪営業所:06-6304-7335

■□■□お問い合わせフォーム■□■□
https://goo.gl/6EJ4j0
■□■□■□■□■□■□■□■□■□
記事:N・T

【特集】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆急な放射温度計の設置場所変更にもすぐに届くアクセサリで対応
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

放射温度計・表示設定オプションのアクセサリがJSネットショップで
購入可能になりました。

こんな場合に!

(~ε~)<(これまでと違う現場で放射温度計を使う事になった)

→光路を曲げないと設置できない
→金属粉が多いので温度測定に影響する
→高周波加熱する事になった
→環境がわるくレンズが汚れる
→温度計と表示設定器の設置場所が遠い

(困ったなぁ)>(´_`。)

★JSネットショップで対策用のアクセサリが購入可能★
しかも【1万円以上送料無料】【代引手数料JS負担】【最短当日出荷】

光路の90度曲            → ●直角ミラー
粉塵対策              → ●エアパージフード
レンズの汚れ防止          → ●窓材
温度計と表示設定器の設置場所が遠い → ●延長ケーブル
※他の用途にも対応可能なアクセサリも沢山あります。

JSネットショップは、大変お得で、お気軽にお持ちの放射温度計や表示設定
オプションのアクセサリを手に入れることができます。

機種別にアクセサリを探すこともできるので、お持ちの機器用のアクセサリを
探しやすくなっています。

現在は放射温度計TMHXシリーズ・表示設定オプション TMCXシリーズ・
パラメータ設定器 PWCX・USB-RS232C変換器 PWUX のアクセサリが中心ですが、
今後FTKXシリーズのアクセサリも随時追加予定です。

これまで同様、
黒体塗料 JSC-3号・パラメータ設定ソフト無償版 PWSX-F(会員限定)も
通り取り扱っていますので、今後ともJSネットショップをご愛用ください。

TOPをリニューアル・JSネットショップへ直接アクセス
https://goo.gl/fmReA2

ジャパンセンサーのホームページTOPにもリンクボタンがあります。
https://goo.gl/Fk9NR5

~~~~~~~~~~~~※ご意見ください※~~~~~~~~~~~~
JSネットショップで「こんな製品も扱ってほしい」など、当メールにご返信で
ご意見いただけたら幸いです。

放射温度計のこと・放射温度計の設置方法について、ご相談やお悩みがあり
ましたら、放射温度計の老舗メーカージャパンセンサーまでお気軽に
ご相談ください。

本社(東京):03-6716-8877 / 大阪営業所:06-6304-7335

■□■□お問い合わせフォーム■□■□
https://goo.gl/v66x3q
■□■□■□■□■□■□■□■□■□
記事:H・I

――――――――――――――――――――――――――――――――
本メールマガジンは、弊社ホームページよりお問い合わせいただいた
お客様、および弊社営業とコンタクトいただいたお客様へお送りしております。

今後、配信の中止をご希望される場合には、本メールマガジンを引用の上、
配信停止希望の旨をお書き添えいただきご返送くださいますようお願い
いたします。
――――――――――――――――――――――――――――――――

——————————————————————–
■赤外線計測機器専門メーカー/ジャパンセンサー株式会社■
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■本社営業部
〒108-0075
東京都港区港南二丁目12番27号イケダヤ品川ビル
tokyo@japansensor.co.jp
TEL: 03-6716-8877 FAX: 03-6716-8879
■大阪営業所
〒532-0011
大阪府大阪市淀川区西中島3-8-15 新大阪松島ビル2階
osaka@japansensor.co.jp
TEL: 06-6304-7335 FAX: 03-6304-7698

関連製品