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よくあるご質問

放射温度計のレンズが汚れると測定に影響しますか?また汚れ防止の手段はありますか?【放射温度計について】

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【レンズの汚れ防止】

粉塵、油、湯気、煙等のある環境下にヘッドを設置すると、レンズ表面が汚れて赤外線が吸収されて
温度指示値が低下するという状態になります。このような環境で安定した温度測定を行うには、
つぎのようなレンズ汚れ防止対策が必要になります。

1)計装エア
計装エア入力口の付いたセンサヘッドにおいては、計装エアをレンズ前面に微量流すことによって
レンズに付着する粉塵、油等を飛ばします。

計装エアの流量は1 リットル/分程度で十分ですので、エアコントローラ(スピードコントローラ)等
によりエア流量を調節して下さい。流量が多すぎますと周囲から粉塵、油等を巻き込んでしまいます
ので注意して下さい。

また、通常のエアの場合エア内に水、油等が含まれていますので、かえってレンズを汚してしまう
ことになりますので注意が必要です。

2)エアパージフード
センサヘッドの先端にエアパージフードを取り付けて、計装エアを流すとさらに効果が増します。

3)窓材
粉塵、油等があまりひどくない場合、レンズ前面に窓材を取り付けます。窓材は簡単に取り
付け取り外しが出来るようになっていますので、窓材が汚れてきた時に取り外して清掃します。

清掃は綿棒の先をほぐし、アルコールで軽く拭き取ります。この時、レンズ表面に傷つけない
ように注意します。また、溶接のスパッタによるレンズの傷付き防止にも使用できます。

4)エアレスフード
レンズ汚れ防止としてエアを使用した場合、エアによってワークが冷却されてしまうということが
あります。このようにエアが使用できない場合、エアレスフードを使用します。

エアレスフードは絞りを数段に設置し、構造的に粉塵等がレンズに到達しにくくしています。
エアレスフードを使用する場合、センサヘッドに計装エア用の孔が開いたままでは空気の流れが
生じてレンズ面まで粉塵が到達してしまいますので、計装エア用の孔はエア接栓で塞ぐ必要があります。